このページでは、介護保険の対象ではない介護保険「外」サービスについて紹介します。
介護保険サービスでは、カバーしていない部分を提供しています。
介護保険からの給付はないため、費用負担は様々です。
足立区で利用できる介護保険「外」サービスは、
があります。
ここでは紹介しきれないほど、様々な介護保険外サービスがありますので、
ぜひ、ご自身でも調べてみてください。
足立区役所や足立区社会福祉協議会が独自で提供しているサービスです。
利用条件がありますが費用負担は低めです。
年度によって、対象者、内容や費用が変わります。
手続きに時間がかかるサービスもあるので、余裕をもって申し込みしてください。
足立区の介護保険外サービス
令和5年2月現在の主な内容です。
その他の事業や利用条件など詳しいことは、足立区役所のホームページをご確認ください。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/senior/torikumi/shien.html
紙おむつの支給
内容:現物支給と費用助成(条件あり)があります。
区が用意したカタログの中から選択し(ポイント制)、月に1回自宅等へ配送します。
利用者負担:ポイントを超過した分は自己負担
高齢者日常生活用具給付
内容:補聴器、シルバーカー、自動消火装置、電磁調理器の購入費用を助成します。
利用者負担:助成上限額を超えた分は自己負担
シルバーステッキの支給
内容:歩行に不安がある方に、1生涯に1本、支給します。
利用者負担:無料
車椅子の貸し出し
内容:一時的に車いすを必要となった方に貸し出しています。
台数に限りがあるため、希望に添えないこともあります。
利用者負担:無料
高齢者緊急通報システムの設置
内容:緊急時にボタンを押すと、民間受信センターに自動通報する機器を設置します。通報を受診後、必要に応じて、本人の代わりに救急要請する。
利用者負担:毎月900円(令和5年4月から無償となりました。)
徘徊高齢者位置検索システム費用助成
内容:加入料金と、位置情報提供料金の支払いをした際に、費用を助成します。
利用者負担:加入料のみ定額の負担あり
高齢者見守りサービス助成
内容:高齢者を見守るための装置(カメラ等)を自宅に設置する際の初期設置費用を助成します。
利用者負担:上限額を超過した分は自己負担
高齢者見守りキーホルダー
内容:警察に保護された場合や、外出中に救急搬送された場合などに、見守りキーホルダーを持っていると、警察や消防などからの照会に対し、迅速な身元確認や緊急連絡先への連絡ができます。
利用者負担:無料
足立区社会福祉協議会の有償ボランティア事業
足立区社会福祉協議会でも多くの介護保険外のサービスを行っています。
ここでは、比較的、よく利用される有償ボランティア事業を紹介します。
「会員制有償家事等援助事業」と「有償生活援助事業」があります。
利用料は安価ですが、協力会員は介護職でもなく、ボランティアなので、
善意の活動という事業の意義を理解の上、利用する必要があります。
その為、緊急性、専門性、危険性のあることは行えません。
あったかサポート 「会員制有償家事等援助事業」
協力会員が、掃除、買い物、通院等外出の付き添いなどの日常的な生活支援や、生きがい支援を行います。
1時間の謝礼700円で利用できます。他に入会事務費等が別途かかります。
支払いはゆうちょ銀行からの口座引落のみです。
ちょこっとサポート「有償生活援助事業」
サポート隊員が、ちょっとした困りごとのお手伝いをします。
電球の交換、お風呂の蓋の掃除など、30分以内でできる作業を行います。
こちらは定期的に利用するものではなく、半年に1回など、たまに必要になった時に、利用できるサービスです。
1つの作業30分で謝礼400円です。現金払いです。
介護保険サービスの内容に似ています。介護保険ではカバーしきれないケアなどで利用されています。
費用負担は高めですが、介護保険と組みあせて利用することで、より良い在宅介護生活を送ることができます。
訪問介護や訪問看護、訪問リハビリや福祉用具のレンタルがあります。
サービス料は、各サービス事業所が定めています。
実際には多種多様なサービスがありますが、ここでは主なサービスを紹介していきます。
訪問介護
介護保険の訪問介護と同じ内容やそれ以外のことも対応しています。
保険外の訪問介護でよく利用されるのが、通院介助です。
通院介助は、すべてが介護保険の対象にはなりません。そのため、保険外の訪問介護を組み合わせます。
自宅→ | 移動→ | 病院・薬局→ | 移動→ | 自宅 → | |
---|---|---|---|---|---|
介護保険の対象 | ・着替えの介助 ・荷物の準備 | ・歩行付き添い ・車イスの介助 | ・診察券の提出 ・支払い | ・歩行付き添い ・車イスの介助 | ・帰宅後の後始末 ・排泄介助 |
介護保険の対象外 | ・タクシー乗車時間 | ・待ち時間 ・診察の立ち合い | ・タクシー乗車時間 |
その他、介護保険の限度額を超過した場合などに利用される場合もあります。
訪問看護
利用するには、かかりつけ医の許可が必要ですが、医療行為を行うこともできます。
介護保険との大きな違いは、時間の制限がないこと、自宅外での提供が可能なことです。
こちらも介護保険の限度額を超過した場合などに利用される場合もあります。
訪問リハビリ
訪問看護同様、利用するには、かかりつけ医の許可が必要です。
介護保険では、1週間で利用できる回数、時間の上限が決まっています。
自費であれば、回数や時間を増やすことも可能です。
集中的にリハビリを受けたい場合、自宅外での公共交通機関を利用したリハビリを受けたいなど、
保険外で訪問リハビリを利用される方が増えています。
福祉用具レンタル
介護保険では適用されない品目を自費でレンタルできます。
主に要介護1以下の方が利用できない車イスや介護用ベッドを利用する方が多いです。
介護保険の1割程度のレンタル料で利用できることが多いです。
ただし、品目によっては高額になることや、入院中でも費用が発生する場合があります。
介護保険のレンタルは入院中の費用は発生しません。
足立介護相談センターこころみを運営している株式会社ごはんの会が、
お一人暮らしの方向けに保険外ケアマネサービスを提供しています。
保険外ケアマネについて
株式会社ごはんの会では、ケアプランセンターこころみを利用している方向けに
保険外ケアマネを提供しています。
主に、ひとり暮らしの方向けのサービスになります。
介護保険ではできない書類管理や入退院時の手続き、入院時の身元保証、IOT家電の設置などを行っています。
成年後見制度を利用するほどの認知症ではない方、療養している方などにお勧めです。
月額定額の基本プランとオプションのサービスに分かれています。
なお、オプションのサービスだけの提供は行っていません。
月額定額の基本プラン
保険外ケアマネを利用する基本プランです。
プラン | 提供時間の目安 | 料 金(月額) |
---|---|---|
1.梅 | 30分 | 3,980円 |
2.竹 | 45分 | 5,980円 |
3.松 | 60分 | 7,980円 |
梅プラン 月額3,980円(提供時間の目安30分)
・郵便物の管理や書類返信手続き
・10分程度の電球交換などのちょっとしたお手伝い
竹プラン 月額5,980円(提供時間の目安45分)
梅プランに加えて、
・介護保険外サービスの手配
(例:宅配弁当、シルバー人材センター、新聞契約、ガスや水道の修繕や点検、エアコン設置、粗大ゴミ回収、便利屋手配など。ただし、各業者さんへの連絡までで、立会はありません。)
松プラン 月額7,980円(提供時間の目安45分)
竹プランに加えて
・介護保険外サービスの手配と立会い
・通販(アマゾンや楽天)での雑貨、家電、家具などの注文と設置代行(大きな物や専門的な物は業者に依頼が必要です)
・領収書、レシートの整理(ファイリングします)
・金銭支払い代行(通帳の使用や保管は対応していません)
月額定額の基本プランの備考
定期訪問の前後で行います。
上記の提供時間の目安を超えた場合や定期訪問以外に、サービス提供する場合は、1時間で4,980円がかかります。
その後は、30分単位で2,980円となります。
オプションのサービス
下記については、必要時のみ費用が発生します。
入退院支援サービス(オプション)
救急車の同乗、入退院時の同行、手続きの代行などを行います。
即時の駆け付け、営業時間外は駆け付けはできせん。
4,980円/時間+移動費実費
介護施設・ペット里親探し、お墓参り代行(オプション)
有料老人ホームやサービス付高齢者住宅を探します。
ペットを飼っている方が、ご自身で世話が難しくなった場合のペット用施設や里親探しを行います。
その他、お墓参りに行けない方向けに代行します。
・電話や郵送でのやり取り
(梅・竹プランの方)4,980円~9,980円
(松プランの方)O円
・見学の同行、現地での実施
半日まで19,980円+実費+移動費実費
身元保証(オプション)
入院や訪問診療などの身元保証を行います。
主に金銭債務の保証となります。
緊急時の即時の駆け付けや営業時間外の駆け付けは行えないため、介護施設での身元保証については、基本的には受けられません。
介護施設で緊急時の駆け付けが不要でしたら対応可能です。
料金
身元保証料18万円+預託金として30万円または連帯保証極度額
(月額定額の基本プランの契約期間内が対象です)
月額定額の基本プランを契約していない場合、
預託金が不要にしたい場合は、
併設の行政書士事務所にて、財産管理等委任契約とセットで受けております。
IOT家電の設置(オプション)
安否確認や緊急時の玄関の鍵空けが行えるように、IOT家電を設置するサービスです。
利用の前提として、インターネット回線が必要になります。
安否確認やコミュニケーション
自宅内にスマートカメラやスマートスピーカーを設置して、ご家族のスマホから安否確認やコミュニケーションをとることができます。
離れたところに住んでいても、同じ建物内にいるような使い方もできます。
機器代金13,000円前後+設置費用9,980円
機器代金は、機能により異なります。
安定して利用できる機器をお勧めしています。
玄関の鍵明け
自宅の玄関の鍵に、スマートロックを設置して、ご家族のスマホから緊急時に玄関の鍵を開けることができます。
機器代金6,000円+設置費用10,980円
詳しくは、当社までお問い合わせください。
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