足立区の介護相談、終活相談のこころみです。
今回は、身元保証人について説明していきます。
身元保証人には、大きく分けて、6つの役割が求められます。
1.治療説明の同席と治療方針の同意(医療行為の同意)
2.入院と退院の手続きのため(身元保証)
3.何かあったときの連絡先(緊急連絡先)
4.入院中の対応(入院中の対応協力者)
5.入院費用の連帯保証人(連帯保証)
6.万が一のときの身柄の引取(身元引受)
どの役割を求めているのかは、病院により異なります。
1.治療の説明と医療行為の同意(医療行為の同意)
治療の説明の同席
医師がわかりやすく説明しても、医療知識がない場合は、理解が難しい場合があります。
また、重要な治療を、どうするか判断するのが難しい場合があります。
本人だけだと心もとないこともあるので、
治療の説明に、身元保証人または家族など誰かが立ち会ってもらうように求められます。
医療行為の同意
治療の説明のあとは、治療方針を決めて医療行為を行っていきます。
例えば、
・積極的な治療を行うのか行わないのか
・いくつかある治療方法の中で、どの治療方法を選ぶのか
などです。
手術を行う時などは、リスクを聞いた上で、本人の同意がないと手術はできません。
しかし、万が一のこともあるので、本人の同意したことを家族も確認したことを求める病院があります。
本人の同意が確認できる場合は良いのですが、本人の意思が確認できない場合もあります。
緊急の手術などが必要な場合は、やむを得ないので、代わりに家族の同意を求めることもあります。
ただ、身元保証人が家族ではない場合は、医療行為の同意を行っても意味がないので、
身元保証人としてできるのは、本人が事前に意思表示した書面の代理提出などになります。
2.入院と退院の手続きのため(身元保証)
次が入院と退院の手続きです。
こちらが、狭義の身元保証人の本来の役割です。
入院する際には、必要書類の提出や記入が必要です。
また入院保証料が必要な場合は、支払う必要があります。
他にも入院中に使用する日用品などを持ってくる必要があります。
退院する際には、必要書類の受取や記入が必要です。
入院費用の清算も必要です。
また、病室内の荷物を片付ける必要があります。
これらを、本人が行えない場合が多いので、
代わりに行ってくれる身元保証人が必要になります。
3.何かあったときの連絡先(緊急連絡先)
入院中に何かあった時の連絡先として
身元保証人の連絡先の登録を求められます。
・本人から何か要望があったとき
・本人に何かあったとき
・病院から何か連絡が必要なとき
などに連絡先となります。
4.入院中の対応(入院中の対応協力者)
今は入院中の日用品は病院のレンタルで利用できることが多いですが、
・洗濯の洗濯を病院で行っていない場合
・病院では用意できない何か必要な物がある場合
に、洗濯や物品を持ってくるなどの対応を身元保証人に求めれます。
洗濯物となると、頻繁にいく必要がありますので、
ちょっと大変ですね。
5.入院費用の連帯保証人(連帯保証)
特に、どこの病院でも
身元保証人として求められることが、
入院費用の連帯保証人です。
連帯保証人なので、入院費用を病院は
本人に請求する前に連帯保証人に請求することもできます。
普通は本人に請求できない場合に、連帯保証人に請求します。
極度額といって上限を設けられているので、
連帯保証人は請求された場合は、その金額まで支払う必要があります。
6.万が一のときの身柄の引取(身元引受)
最後の役割は、身柄の引取です。
正確には身元保証人の役割ではなく、身元引受と言います。
病院で治療することがなくなり退院となったとき、
寝たきりや認知症などにより、ご自身だけで退院できない場合に、
退院することを手伝う必要があります。
他にも、万が一、入院中にお亡くなりになった場合に、
ご本人の身柄を引取る方です。
身柄を引取ると考えると、大変なことですが、
実際の身柄の搬送や身柄の安置まで身元引受人が行うことは
現代ではなく、葬儀社に依頼します。
以上が、身元保証人に求められる役割になります。
誰に身元保証人をお願いするか
身元保証人は日常的にも、何かあった時にも様々な役割が求められます。
そのため、ご家族または親戚に、身元保証人をお願いすることが一般的です。
ただ、
・ご家屋が遠方に住んでいる場合
・ご家族が高齢である場合
・ご家族がいない場合
は、身元保証人の役割の全部または一部を
誰かに依頼する必要があります。
こころみでは、身元保証サポートが可能です
足立区にある「こころみ」では、
・ご家屋が遠方に住んでいる場合
・ご家族が高齢である場合
は、
2.入院と退院の手続きのため(身元保証)
4.入院中の対応(入院中の対応協力者)
のサポートが可能です。
さらに
・ご家族がいない場合
は、
1.治療説明の同席(※治療方針の同意は不可)
2.入院と退院の手続きのため(身元保証)
3.何かあったときの連絡先(緊急連絡先)
4.入院中の対応(入院中の対応協力者)
5.入院費用の連帯保証人(連帯保証)
6.万が一のときの身柄の引取(身元引受)
のサポートが可能です。
ケアマネジャーとして在宅介護の支援の経験も豊富なため、
退院後のサポートもしっかりと行えます。
お気軽にご相談ください。